炉から風炉への入れ替え
5月からの初風炉に向けて少しずつ茶室も模様替えです。
茶室の中では、炉から灰を出して炉を閉じます。炉は鍵畳みと呼ばれる切られた畳を使っておりますが、風炉は通常の丸畳ですので、畳の入れ替えとなります。
「炉のあとは一畳青しほととぎす」(七代 如心斎)とはよく読んだものです。炉の時期の茶室は風情があって好きですが、風炉の時期はとてもスッキリしておりそれはそれでとても気持ちが晴れやかになります。
炉を上げるとこれから半年の間、風炉でお湯を沸かしますので、風炉の準備が必要です。風炉の準備と言えば、灰押しです。5月は前欠風炉で行おうと思っておりますので、丸灰を押しました。
水屋の方に目を向けると、主には炭点前の道具は全入れ替えでしょうか。炭切溜の炭を入れ替えていると、炉の炭の大きさと風炉の炭の大きさの違いに毎度驚きます。
その他にも食篭、柄杓などもありますね。
風炉の稽古に向けて準備は万端です。